政策アセットミックス見直しのヒントとは?

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政策アセットミックス見直しのヒントとは?

公開日:2014年2月5日

物語形式で、企業年金資産運用について皆さまがお抱えになっていると思われる課題の解決について、解決策のヒントをご紹介していきます。

登場人物

南田 南田 耕作
(東西精機、人事部所属、企業年金担当)
内山 内山 茂
(金融リスク・マネジメント・コンサルタント)

※ 本ストーリーはフィクションであり、実在する団体・人物などとは一切関係ありません。

政策アセットミックス見直しのヒント編

―都内某所。ターミナル駅近くの喫茶店。

南田 ごめん、待たせちゃって。5年前の同窓会以来だけど、変わっていないようだね。
内山 そうか?デスクワークばかりだから、スーツの下はパンパンになっちゃってさー。そっちは、学生時代とほとんど変わっていないね。相変わらず走っているの?
南田 いやー。人事に来てからは、企業年金の運営をいきなり担当させられたので、右も左もわからず、辛うじて週末だけだよ、走るのは。
それに加えて、新しく着任した常務兼管理本部の本部長が、銀行の統合リスク管理部門?とやら出身で、着任するなり「企業年金運営の抜本的見直しを一緒にやっていこう」と持ち掛けられて、頭を抱えているんだよ。
内山 本部長さん、銀行の統合リスク管理部門の経験者?企業年金は少し畑違いだけど、資産運用・負債の一体管理についての知識、ノウハウ、経験は相当なものがあるのだろうから、南田には心強いじゃないか。
南田 確かにそうかもしれないけど、「企業年金運営の抜本的見直しに当たっては、これまでの常識、慣行にとらわれず一から見直そう。最終形は、東西精機の経営レベルとして相応しいものにしよう」とプレッシャーを思いっきりかけられてさ。
そもそも俺は、退職した親父がバブルの頃に投資で失敗したのを目の当たりにし、運用なんて避けて通って来たのだから無理な期待だよ。
内山 南田は学校時代トップゼミのリーダーだったじゃないか。これまでに地方の工場での管理とか、本部の財務部門でもしっかりと実績を残してきたから抜擢されたのだろう。
南田の資質を持ってすれば、十分以上に務まるよ。そもそも、数字と数学に強い南田のことだから、腰を据えて取組んでいけば、常務の期待に応えられるようになるよ。
南田 そんなものかねえ。ともあれ、常務からは「自分でわからないことや納得がいかないことがあったら一人で抱えずに、友達とかで金融関係者がいるだろうから、納得するまで色々教えてもらいなさい。それでもわからないことがあったら自分のところに来なさい」と言うものだから困っていたところ、内山が金融なんとかコンサルタント?をやっていたことを思い出して、連絡したんだ。
それで、常務からは、政策アセットミックスの見直し、ガバナンスの再構築、ファンドモニタリング、ファンド評価体制の確立と、重~い宿題が与えられているんだけど、なんとか相談に乗ってもらえないかな?
内山 今のクライアントは金融機関の市場リスク管理部門だから、一般的なレベルなら大丈夫だよ。
南田 それを聞いて安心したよ。それで、最初の宿題だけど、政策アセットミックスの見直し案を翌々月末までに提出しなければならないんだ。現段階では、運用受託機関2社から提出はしてもらっているけど。
一度、常務に進捗を報告した際に、「これは伝統的四資産による資産配分ですね。資産配分はともかく、このリスク水準では、B/S即時認識が実施される2014年3月以降、当社の本業の財務体力に対して過大であると思われます。少なくとも退職給付会計が実施された2001年3月の市場の実績を確認して、そのフィードバックから、資産運用戦略を検討してみましょう」といきなり、現代ポートフォリオ理論をかじったばかりの俺に、とても打てそうも無い剛球を投げ込んで来てさー。
内山 その常務、理論だけだはなく、資産運用の実践にも通じているようだね。そういう方だとすると南田を助太刀する気力が一段と湧いて来たよ。じゃー、来週の、今日と同じ時間帯にまた話そう。それまでに過去の市場実績をベースに、後講釈になるかも知れないけど、世の中で提唱されている運用方法というものについて幾つか検証をしてくるから。
南田 ありがとう。こちらもできるだけ、勉強と情報収集に励んでみるよ。

―週末、内山の自宅。内山は、過去12年間の平均的な企業年金の運用シミュレーションデータを見ていた。

内山 過去12年間の平均的な企業年金の運用を見ると、昨年度のアベノミクスによる、株高・円安により通期ではプラスのリターンにはなっているが、ITバブル崩壊、国内金融危機、サブプライム問題、リーマンショック、3.11ショックと金融市場にストレスがかかる局面が多かったので、運用が相当なマイナスになることも多かったといえる。
現在は小康状態を保っているが、今後いつまた同じようなストレスが起こるとも限らない。となると、やはり南田のところの常務の言うとおり、常識、慣行にとらわれた運用形態では、限界があるようだ。となると…

内山は、考えられる幾つかの運用戦略でのバックテスティングに着手した。

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