難しい退職給付会計業務もマニュアルやツールで引き継ぎが可能になりました!

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難しい退職給付会計業務もマニュアルやツールで引き継ぎが可能になりました!

「何も分からず一人で不安でしたが、IICPが何でも相談に乗ってくれるので
心の拠り所になっています。今では引継ぎや監査対応の準備もでき、
次のステップに向けて業務を進められるようになりました。」

秋田ふるさと農業協同組合 総務人事部 部長 齊藤 謙吾 氏 (左中)
秋田ふるさと農業協同組合 総務人事部 人事課 課長 佐々木 司 氏 (右中)
秋田ふるさと農業協同組合 総務人事部 人事課 課長補佐 鈴木 伸 氏 (右)
株式会社IICパートナーズ 担当コンサルタント 大森 陽日 (左)

秋田県の稲作・園芸・果樹や畜産等の振興に取り組む、秋田ふるさと農業協同組合(以下、JA秋田ふるさと)は、2022年度より「退職給付会計アドバイザリー3-SET(以下、3-SET)」をIICパートナーズ(以下、IICP)にご依頼いただいております。今回は、総務人事部 人事課 課長補佐の鈴木氏に、サービス検討のきっかけから、実際に利用した感想を伺いました。

JA秋田ふるさとロゴ

組合情報 秋田ふるさと農業協同組合
https://akita-furusato.or.jp/
所在地 秋田県横手市駅前町6番33号
設立 1998年4月1日
組合員数 17,501人(2024年3月末現在)

「農業者の所得増大」と「農業生産の拡大」に取り組むJA秋田ふるさと

JA秋田ふるさとについて教えてください。

JA秋田ふるさとは1998年に誕生しました。
当JAは横手市全域と美郷町の一部を地域とし、管内に11,700人の正組合員、5,800人の准組合員、戸数にして15,000戸の方々が組合員となっています。

正組合員は米をはじめ野菜・果樹の生産や畜産に携わる農業者の方々であり、当管内は県内随一の複合農業産地です。

当JAはそのような農業を営む方々を、生産物の販売や栽培指導、資材の供給等を行いサポートしています。そして信頼の「質」と力の「量」を併せ持つ産地づくりを通じて、持続可能な農業の実現を目指しております。

JA秋田ふるさとオリジナルマスコットキャラクター

普段の業務や退職給付会計に携わった時期を教えてください。

2021年の3月に人事課に異動して来た時から、退職給付会計に携わっています。

以前も人事課に在籍していたことはありましたが、退職給付会計は他の職員が担当していたので、私は3年前が初めてということになります。

普段の業務はこの退職給付会計の他に、入組(にゅうそ)の手続きや、退職手続き、それに伴う社会保険の手続きなどを主に行っています。私たちは農業協同組合ですので、一般企業でいう入社のことを入組と呼んでいます。

鈴木氏

IICPを知ったきっかけは何でしたか?

私が退職給付会計の担当になったタイミングで、IICPから郵送でダイレクトメールをいただきました。内容がJA向けセミナーのご案内で、講師も全共連(全国共済農業協同組合連合会)の出身の方ということで、退職給付会計のことが何も分からなかったので、勉強してみようと申し込みました。

その申込フォームの最後に自由記入欄があり、そこに思いの丈を書いたんです。
「退職給付会計がさっぱり分かりません」といった愚痴みたいなものですが、おそらくそれを講師の大森祥弘さんが読んでくれたのかなと思います。お電話もいただきました。普段はダイレクトメールの中身を見たりしないですし、返事もしないですけど、たまたま見て申し込んだので相当困っていたのだと思います。(笑)

 

当時困っていたことや、不安だったことはどんなことでしたか?

まず、私が退職給付会計を何も分からなかったということと、業務が属人化していたことです。

退職給付会計の業務は「一子相伝」みたいな技を使い、長らく行われていたんだと思います。

Excelのデータは、同じような数式が並んでいて、いろいろなシートに飛んでいて、また元のシートに戻って…、という複雑なもので、属人化していたデータを前任者がかなり綺麗にはしてくれていましたが、それでもまだ私には理解できませんでした。そんな時にIICPからダイレクトメールが来て、本当に助かりました。

 

退職給付会計アドバイザリー3-SETとは

 

IICPに支援を依頼いただいた決め手は何でしたか?

退職給付会計を専門で支援されている企業は、御社しか知りませんでした。
他社でも何かと一緒に提供するサービスの一つとして退職給付会計も対応してくれそうなところはありましたが、それだけに特化しているのはIICPだけだったと思います。

あとは、素人ですので的外れなことを聞いてしまっても、本当にしっかり回答してくれて、依頼する前から助けていただいたことも大きいですね。

 

3-SETを利用した感想を教えてください。

当時は業務にかなり困っていたので、「これ作っていただけますか?」という形でいろいろわがままを聞いてもらったと思っています。(笑)

我々としても、まず聞くところがある、質問できる、という安心感が根本にあります。今は当JAに職員が四、五百人いるのですが、この業務を経験したことがあるのは前任者と私の二人しかいないんですよ。

ただ前任者は当然ご自身の業務で多忙です。私に全ての時間を割いてもらうことはできませんので、IICPに聞けば答えてもらえるという、安心感が業務を行う上での土台に加わったというのが一番大きいですね。今まで自分だけで解決しようと困っていたこともIICPに聞けばすぐ答えてくれます。そうして時間が空いた分、他の仕事もできるようになりました。

 

≪ IICPコンサルタントメモ ≫

当時のExcelを拝見して、鈴木さんが抱えていた課題をお聞きしました。Excelはかなりしっかり作りこまれていましたが、間違っている箇所や注意が必要な箇所がわかりづらかったので、これを理解して作業するのは難しかったと思います。 そこで、ツールを新しく作り替えることにし、その場でご要望を伺って、提案させていただきました。
ツールの作成時には、「もう少しこうして欲しい」「監査の対応のためにこういう風にして欲しい」など、具体的な要望をおっしゃっていただき、改良を繰り返しながら、完成させていきました。

IICPロゴ

 

都度相談しながら、一緒に業務を整理していけるのが魅力

3-SETでは手順・要領・ツールをご提供しています。それぞれの感想をお聞かせいただけますか?

手順

引継ぎにも使えるマニュアルを作っていただきました。実はこれがIICPに依頼した一番の目的で、当初解決したかった課題の根本になります。

作成いただいたマニュアルがあることで、業務の抜け漏れも少なくなるだろうし、以前よりも引き継ぎしやすくなると安心しています。今までは口頭で職人技を引き継いでいたはずです。それでは絶対どこかで無理が来ると思っていました。本当にIICPからご連絡いただいたタイミングが良かったです。私が担当になったばかりのときにこのマニュアルがあったらよかったなと思いますね。(笑)

このマニュアルは、現在もIICPに相談しながら少しずつ更新されていて、常に最新のものが手元にある環境を整えていただけているのも非常に助かっています。

手順

 

要領

公認会計士の監査も今後あるはずです。その時にはこの要領をそのまま提出して、対応したいと思います。

当時から公認会計士に計算の前提等を聞かれることがあることはIICPから伺っていたので、要領を作成いただいたことでしっかり準備出来ていますね。

要領

 

ツール

Excelの新しいツールを作っていただきましたが、以前まで使っていたものよりも超絶シンプルになりましたね。「私が見てもわかるように、また私の後任が見てもわかるように何とかお願いします」とお伝えして、要望通り作成していただきました。私が次に引き継ぐ時にも今よりきっと楽だと思っています。

シンプルになったことで、この業務に使う時間も削減できており、効率化できたと実感しています。

ツール

 

≪ IICPコンサルタントメモ ≫

JA秋田ふるさと様の場合、退職給付債務(以下、DBO)はソフトを使って自社で計算されていますが、操作される際に何年かに一度確認する基礎率の設定等が、さまざまな文書に書かれていて探すのが大変そうでしたので、毎年見直さなくてはいけない情報も含めて「要領」としてまとめてご提供いたしました。
この要領は、監査法人等からの質問があった際の説明にも活用いただけます。

IICPロゴ

 

3-SETを依頼するにあたって求められた提出物の準備で、苦労したことはありましたか?

提出が求められたものは、今までも使用していた資料がほとんどでしたので、そこまで大変ではなかったです。ただ、それらの資料がどのような目的で使用されているものなのか、理解していませんでしたので、資料の意味を教えていただいたりもして、問題なく進められました

 

これまでサービスを提供させていただく中で、印象に残っているエピソードはありますか?

IICPとの出会いがダイレクトメールだったのは印象に残っています。

それがきっかけで、祥弘さんに相談させていただきましたが、何が分からないかも分からない状況で質問しても、答えていただけたのが本当にありがたかったというのを思い出します。

身近にプロがいないので、誰に相談すればいいかも分からなかった時に電話いただいたという、出会いがまず一番印象的です。

鈴木氏

その後、実際に業務を依頼してから、大森陽日さんに担当いただいていますが、昨年の今頃に、「当JAの福祉事業を子会社化することになった」という話をした際に、「それだとこういう制度があって、こういう会計処理ができるのではないですか?」と、全く私が分からなかったことを教えていただきました。

陽日さんと何度かメールでやり取りさせていただいて、その方法について監査法人の見解を伺ったところ、専門的な回答が戻って来ました。
それをそのまま陽日さんに相談し、私の負担にならない方法をアドバイスいただけて、スムーズに決算処理ができ、非常に助かりました。

 

上司のお二人から見て鈴木様の状況は以前と変化がありますか?

斎藤氏、佐々木氏

完全にIICPのお二人を信用しているのが分かります。

当初は不安なところがたくさんあったと思いますが、IICPとやり取りしているメール等を見ていると、本当に仲良くすすめているなと感じていて、単純にお願いしてよかったなと思っています。

退職給付会計アドバイザリー3-SET
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