スピード、質、丁寧さを兼ね備えたIICPに安心してお任せしています!
「DBO計算だけでなく、IPOに向けた制度改定もサポートいただいています 。」
株式会社鈴木商会 コーポレート本部/経理部次長 安本 昇悟 氏 (右)
株式会社鈴木商会 コーポレート本部/人事部課長 小川 亜美 氏 (中央)
株式会社IICパートナーズ 担当コンサルタント 大森 陽日 (左)
目次
- 1 :鈴木商会の概要
- 2 :ご担当者の業務について
- 3 :選定のポイント、導入後の感想
- 4 :IICPを選んでよかったポイント
- 5 :今後期待すること
1953年に北海道で設立し、道内で資源リサイクル事業を中心に展開する株式会社鈴木商会(以下、鈴木商会)は、2022年度より「退職給付債務計算サービス(以下、DBO計算サービス)」をIICパートナーズ(以下、IICP)にご依頼いただいております。今回は、経理部次長の安本氏と人事部課長の小川氏に、サービスを利用して感じたことやコンサルタントのサポートについて伺いました。
企業情報 | 株式会社鈴木商会 https://www.suzuki-shokai.co.jp/ |
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所在地 | 北海道札幌市中央区北4条西4丁目1番地 伊藤・加藤ビル6F |
法人設立 | 昭和28年8月3日 |
従業員数 | 499名 (2023年度) |
事業内容 | 資源リサイクル・家電リサイクル・アルミ精錬・ELV(自動車リサイクル)・漁網リサイクル |
鈴木商会の概要
北海道から資源リサイクルを通して、今と未来をつなぐ企業
御社について教えてください。
当社は北海道の札幌駅前に本社を構える資源リサイクルの企業で、今年で創立71年を迎えます。
主力事業としては、産業廃棄物や解体現場などで生じる金属スクラップ(鉄・非鉄)を回収し、自社工場で適切に加工・処理をおこなう資源リサイクル事業をおこなっています。
また、北海道内で廃棄された家電、OA機器のリサイクルや、使われなくなった車のリサイクルもおこなっています。
当社ではそれらを最終的には手作業で解体・分別していき、鉄やアルミなど素材ごとの状態に戻して、鉄の場合は製鋼メーカー等に出荷しております。
また、苫小牧にはアルミの精錬工場を持っており、熔解したアルミを使える状態に再生し、自動車部品メーカーなどに納品し、それが最終的に自動車の部品等に加工されて使用されております。
漁業が盛んな北海道ですので、最近では、これまでリサイクル処理できず埋立等に回さざるを得なかった廃棄漁網をリサイクルできる素材に加工する事業も展開しております。
ご担当者の業務について
お二人の普段の業務について教えてください。
安本氏:当社がIPOを目指しているということで、3年くらい前に入社しました。現在は経理部次長として、主にIPOの対応準備で財務諸表の監査対応をメインで行っています。
また、グループ会社の管理や四半期の決算業務、予算策定等にも携わっています 。
小川氏:私は人事部の労務管理責任者をしております。
現在はIPOに耐えうる会社になるための人事制度改革などに着手しておりまして、上司や他部署とも連携しながら、制度構築や、評価制度など、さまざまな制度の改定というのをすすめております。
お二人とIICPの関わりについて教えてください。
安本氏:私の入社当時から既に監査法人の関与があり、原則法での退職給付債務の計算が必要だという指摘を受けていたようです。
その時点で私はまだ、グループ会社の管理を行っていましたので、現在の私の上司と、当時の人事部長が、原則法での退職給付債務計算の委託先を選定して予算計算等を進めていました。
実際御社と私自身がやり取りさせていただくことになったのは、2023年6月の打ち合わせからだったと思います。
小川氏:私の場合は一番初めの2022年8月からこの業務に携わらせていただいております。退職給付債務の計算との関わりでいうと、人件費に関わる業務を担っており、人件費の算出だったり、実際に支払った退職金の算出などを担当しております。
正直会計に関する知識は何もないので、ほぼわからない状況で、これってどういう理由で使うのかなとか、深い部分まで理解しきれてないところもたくさんあります。
ただ、そういった中でも大森さんに誤りを指摘いただき、こちらの細かい作業についても丁寧にやりとりして、教えていただきながらすすめていますので、何とか理解を深められている状況です。
選定のポイント、導入後の感想
計算委託先選定のポイントは何でしたか?
安本氏:まず実績がある専門会社というところと、保険会社等を含めた他社よりも柔軟でスピーディーな提案をいただけたというところが選定のポイントだったようです。
当時相談していた保険会社には提示したスケジュールで対応いただけず困っていたところで、柔軟に対応いただける提案をいただいたIICPにお願いしたと聞いています。
サービスを利用してみた率直な感想を聞かせていただけますか?
小川氏:退職給付債務計算業務での私の作業としては、毎回御社からいただくデータ提出フォームのExcelに、現時点での従業員の個人別の生年月日や入社年月日、あとは退職金算出するにあたっての基準給与のデータなどを入力して提出するというものです。
御社にいただくExcelフォームがとても使いやすくて、エラーチェックする機能も付いているので、何か不備があればそこで一瞬で分かって、すごく助かりました。
この機能のおかげで工数もかなり削減してスムーズに御社にデータ提供できるような体制になったと感じております。
今までは、ここまで厳密な退職給付の管理を行っていなかったので、こういったExcel等もありませんでしたし、一から数値を確認して入力していったので大変ではありましたけど、御社にいただいたフォームが非常に使いやすかったので大変な中でも助けられました。
安本氏:私は初めに同席した打ち合わせで資料を拝見した際に、会計基準などで以前から見ていた馴染みのある用語もありましたが、これまで原則法の計算の経験が無かったので、具体的にどういう情報を用意して、御社からの数値をどのように翌期の予算として、毎期計上していくのか分かりませんでした。
そんな中で、打ち合わせの場で大森さんから概要の説明をいただいて、当社がいつまでに何を用意する必要があるかという明確な指示をいただきましたので、それらをご提供すれば進められるのだろうという安心感がありました。
同時に、今後のスケジュールについても事前にお示しいただけたことで、どこの部分で予算、どこの部分で決算という流れが見えましたね。
経理側で会計数値を入力するフォームもいただいて、それを埋めてご提出くださいというように事前にお話しいただきましたし、実際に数値を計上していく際にも、こちらからの質問について都度メールと電話で大森さんにフォローいただけますので、監査法人とのやりとりも支障なく進められています。
IPOに必要なスピード感とわかりやすい説明が印象的
IICPとのやり取りで印象に残っているイベントはありますか?
小川氏:確定給付企業年金の制度変更を行ったところですね。
当社の要望として一時的にも将来の退職金が減額になる従業員が出ないようにという前提のもとで制度変更を進めていかなくてはいけない中で、保険会社から提示されたスケジュール感だと、IPOを目指している当社としては遅いだろうと判断していました。
御社に既に退職給付債務の計算を非常に柔軟にご対応いただけていましたし、こちらについても御社に相談したところ、当初の予定の何倍ものスピード感で対応していただき、当社の要望にしっかりお応えいただきました。御社にいただいた資料を保険会社に提供するという形で、スムーズに確定給付企業年金規約の改定というところまで進めましたので、その点でも御社のスピード感とか、仕事の質の高さに感謝しております。
安本氏:私は、この業務に加わって初めて参加した打ち合わせが印象的でした。
資料も見やすくて、分かりやすかったと思います。
計算方法についての補足説明ですとか、その特徴や留意点がわかるように作られた資料で、大森さんからご説明いただいて、何となくそこでイメージができたので、御社に開催いただいた打ち合わせが一番印象深いです。
IICPを選んでよかったポイント
担当させていただいている大森(陽)の印象はいかがですか?
小川氏:計算結果報告のミーティング等にも参加させていただきましたが、正直私は会計の知識0なので、大森さんのおっしゃっていることの半分どころか7割、8割が理解できずに聞いていましたが、上司や安本が本当にすごく丁寧で分かりやすい説明だと話しているのをよく聞くので、本当に質の高い仕事をされるのだなと感じています。
私の提出するデータもきっと不備がたくさんあったと思いますが、そんな中でも嫌な顔をせず、これはこういうことですか?というように一つ一つ丁寧に確認して教えてくださったり、保険会社とのやり取りに関する相談にも、的確に答えていただいて、質問の方法や代替案等を教えていただきました。
親切で、分かりやすくて、知識も豊富ですごい方だなという印象があります。
直近でいうと、当社の都合でスケジュールが前倒しになりまして、急な対応をお願いしたにもかかわらず、すぐ対応していただきました。かなりタイトなスケジュールだったのですが、それでも期日より前倒しで報告書をいただき、スピードも早く、質も高くということで何も言うことないですね。
安本氏:そうですね。かなり急な依頼でしたので、ある程度時間が必要かなと想定していたのですが、すぐに御社から報告書をいただいたという報告を受けて、もう来たの?というスピード感で、とても感謝しています。
昨年から今までの普段のメールのやりとりでも、レスポンスも早いですし、説明していただく内容も理解しやすいので、やはり専門的な知識をお持ちで、豊富な経験がおありになる方なんだなと感じています。
スピード、質、丁寧さを兼ね備え、安心して任せられる
これからDBO計算の委託先を検討する企業にIICPをおすすめするポイントがあれば教えてください。
小川氏:何よりもスピードの速さと質の高さ、対応の丁寧さというところがおすすめできるところだと思います。
退職給付債務の計算において、今挙げた点が一番必要だと思いますので、本当に安心してお任せできると思います。
安本氏:退職給付債務計算の委託先の選択肢がどれくらいあるのか分からないですが、そんなに多くはなくて、御社のように30年近く前に設立されて、実績のある会社はないのではないかと思います。
私たちのように原則法での退職給付会計に携わったことのない素人の実務担当者でも、御社のアドバイスに沿って必要な情報を提供すれば、原則的な処理ができてしまいます。IICにお願いすれば、安心して不安なくお任せできると実感しております。
あとは、監査法人から聞いた話で、システムに必要情報を入れたら、原則法での退職給付債務の計算ができるものも存在しているらしいですね。
IPO企業の中でも外部に委託せず、そちらで会計処理されていることがあるようです。
ただ、一旦それで会計処理ができていても、監査等で中身の突っ込んだ質問をされた際に、やはり対応ができないという事例もあるということでした。
監査法人のような専門家のいる外部とやりとりすることを考えると、やはり御社のような企業にお任せしている方が、当社のようなIPOを目指す企業や上場企業にとって安心ですし、必要な存在なのだと思います。
今後期待すること
IICPに今後期待することはどんなことですか?
安本氏:オンラインセミナーも、ぜひ活用させていただきたいと思っていますが、対面でのオフラインセミナーがあると、リアルに接して身近な感じでお話できるので、より満足度が高くなるのかなと思っています。
他の企業の担当者ともお会いできますし、そこで参加者からの質問事項等を生で聞けたり、見たりするというのも札幌にいる私たちにとっては結構新鮮といいますか、経験値が高くなるかなと思いますので、東京で開催された際には、ぜひ参加させていただきたいです。
小川氏:人事目線でいいますと、今は一旦、退職金制度の不備が解消されたという段階で、マイナスを0に持ってきたみたいなところなので、当然ここがゴールではなくて、ここからまた残りの複雑な制度を整備していくという状況です。
退職金制度の設計等についても可能であれば、ぜひご提案いただいてお力を拝借したいなと思います。
【 IICP担当者 東京本社コンサルタント大森陽日より 】 安本様、小川様 |
※取材日時:2024年5月
※記載の担当部署は、取材時の組織名です。