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2016年3月決算におけるマイナス割引率の取り扱い

ASBJ(企業会計基準委員会)が、退職給付債務の計算に用いる割引率へのマイナス金利の適用について議論を行いました。その結論について紹介します。解説を見る→

IICパートナーズ コンサルタント 向井 洋平
著者プロフィール
掲載日:2016年3月11日

解説

退職給付債務の計算に用いる割引率について、その基礎としている国債の利回りがマイナスとなった場合に、割引率をそのままマイナスとするのか、ゼロを下限とするのかの議論がASBJ(企業会計基準委員会)で行われました。

結論としては、2016年3月決算においては、マイナスとする方法と、ゼロとする方法のいずれも容認する内容となっています。

ASBJから公表されている議事の概要については、下記リンク先に掲載されている「議事概要別紙(審議事項(4)マイナス金利に関する会計上の論点への対応について)」を参照ください。
第331回企業会計基準委員会の概要(企業会計基準委員会Webサイト)

なお、上記の記事概要によると、マイナスの利回りをそのまま用いるほうが現行会計基準の過去の検討における趣旨とより整合的であると考えられるものの、短期間でASBJとしての見解を示すことが難しい点や、企業の実務面への配慮、マイナスとなっている利回りの幅を考慮したとされています。

従って、今回示された取り扱いは暫定的なものであり、将来的には変更される可能性もあると考えられます。

掲載日:2016年3月11日

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